10/25 快晴
霧積湖(いずみ橋)(6:00)〜三俣(9:00)〜林道(11:00)〜栗が原(11:00)〜いずみ橋(13:00)
低気圧の発達により、にわかに冬型となったこの日、関東では木枯らし1号が吹いたらしい。
碓井峠のこの辺りは少し風が強いかなという程度でとてもよく晴れ上がった。
6時、いずみ橋のたもとの林道を川沿いに歩き、堰堤を超えたところで入渓。沢幅一杯のナメがまもなく現れる。
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この時期、朝の沢は日がまだ届かない |
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川幅いっぱいのナメが始まった |
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日がさしてきた。穏やかな流れ。 |
まもなくナメ滝.6㍍。寒いし手も冷たいのでためらわず左から巻く。巻道はしっかりしている。
小滝やミニゴルジュ、そして愉楽のナメが落葉を織り交ぜられながら次々と現れる。
幅2メートルくらいの深い淵は背丈いっぱいの突っ張りで突破。大きな玉が浮かんでいる彫刻のようなチョックストーンは右から巻く。
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細長い淵は背丈いっぱいのの突っ張りで突破 |
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6メートルナメ滝。左から巻く。巻道は明瞭。 |
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大玉が浮かんでるようなチョックストーン |
入渓から3時間で三俣。よいペースだ。中ノ俣のすだれ状の滝が美しい。
左俣を行くと3段10メートルの滝。少し迷うがここも高巻く。しかし結構な大高巻きとなってしまい時間ロス。結局懸垂下降で沢床に降りる。
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三俣到着。中ノ俣出会いのすだれ状の滝 |
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3段10メートルは右から巻く。思いがけず大高巻きとなってしまった。 |
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再びナメが始まった。 |
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秋の日差しを浴びて進む |
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ナメ、そしてまたナメ |
ここからはまた赤と黒のツートンカラーのスラブ状のナメに癒され、はたまた立派な雌滝に感心しながら進む。
とどめは雄滝20メートル。滝上の紅葉とあいまって綺麗だ。ここは水流の右側沿いに高巻く。スタンス悪くロープを出した。
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樹間に雄滝が見えてきた |
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水流右側を高巻く |
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高巻き途中より |
雄滝をすぎると沢も細くなり、紅葉の綺麗なところでランチをして適当なところを林道へ上がる。
林道はすなわち旧中山道。往時を知る手がかりとなる案内板を楽しみながら、街道が賑やかだった昔を思いやりながら歩くのも楽しい。
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入渓より5時間で林道に出た |
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旧中仙道を味わいながら歩く |
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909地点手前の栗が原より尾根を下降 |
栗が原という明治の頃に見回り屯所という交番があったあたりからいずみ橋に向けて急な尾根を下降。途中から小沢に入り、1時間ほどでいずみ橋の近くに出た。