2015年4月27日月曜日

至仏山 山スキー(ムジナ沢、ワル沢)

2015年4月26日(日)快晴
鳩待峠(7:00)-至仏山(8:45/9:10)-ムジナ沢滑降1700地点(9:40/10:00)-至仏山(11:30/12:10)-ワル沢滑降(12:40)-鳩待峠(13:00)

朝、5時20分なのに既に鳩待峠へのゲート明け待ちの車がずらりと並んでいる。しばらく並んだが定数を超えてるようでそそくさと戸倉駐車場に戻り、自販機でチケットを購入し乗り合いタクシーで鳩待峠に向かう。システマチックになったものだ。

鳩待峠。空は青、白い至仏がどーんと望める。
7時出発。広くなだらかな尾根を登る。次第に右手には静寂な尾瀬ヶ原と朝靄を抱えた燧が見えてくる。1時間ほどで稜線に出て、小至仏をトラバースすると目の前には大きく至仏山。そして帰りに滑る開放的なワル沢の源頭部が広がる。
朝もやの中の燧ケ岳のたたずまい。尾瀬ヶ原もこの時期は静寂だ。

小至仏へをトラバース。岩と雪のコントラストが美しい。

ワル沢源頭部。開放的な斜面だ。
 8時45分山頂着。快晴、ほぼ無風。15年ぶりの登頂である。燧、会津駒、平ヶ岳といった尾瀬の山々はもちろん。遠く北西に浮かんでいるのは飯豊だろうか。目を移すと、越後駒、巻機。西には遠く妙高辺りが白く見えている。その左手には白馬か・・・。
平ケ岳、越後駒・・・・。八海山がちょこんと見える。

飯豊が遠くに浮かぶ。

巻機。

巻機、谷川連峰の向こうには妙高がみえる。



妙高・火打。左に目をやると白馬連峰が。

南東には白根山など日光連山。
 さて、シールを外し、まずはムジナ沢へ。夏道に沿った尾根沿いに少し下り、少々藪をこぐが雪を拾ってムジナ沢源頭に出て、広大な斜面を一気に滑る。山ノ鼻まで滑っていきたいところだが登り返しのことも考え、傾斜が緩くなった辺り1700㍍付近で思いとどまっまり、尾瀬ヶ原を見ながら休憩。贅沢な一時だ。
ムジナ沢を尾瀬ヶ原に向かって滑降。

1700地点で登り返し。

ムジナ沢源頭部。豆粒のようなスキーヤー。

 さてこれから500㍍の登り返し。雪は緩んでいるがシールは効き一時間半ほどのアルバイトで11時半。再び至仏山頂を踏む。朝とは異なり山頂の賑やかなこと。燧を眺めながら昼食タイム。
再び至仏山頂。昼食時でとても賑やかだ。
 12時15分。眼下の鳩待ち峠を目指しワル沢源頭にドロップ。すでに斜面は滑り尽くされており、なるべく滑走されてない斜面を探しながら滑る。
あっという間にワル沢出合い。ここから鳩待峠はものの20分。
13時、鳩待峠着。振りかえれば今滑ってきたワル沢源頭の白い大斜面。豆粒のようなスキーヤーが見える。
ムジナ沢、ワル沢二本の滑降に満足して鳩待峠をあとにした。
ワル沢を滑るボーダー。


鳩待峠にて。ワル沢大斜面を振り返る。




ルートは下記参照
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-622105.html








2015年4月13日月曜日

栗駒山 山スキー

2015年04月12日 日曜日
くりこま高原駅(8:40)-旧いこいの村駐車場(10:00)-イワカガミ平(10:45)-栗駒山山頂(12:00/12:30)-南斜面登り返し地点1470(12:35)-東尾根(13:00)-イワカガミ平(13:15)-いこいの村駐車場(13:30)

土曜日は平標山~平標沢~ユウガイヒト沢の山スキーを企てていたが、天気が悪そうなので中止。しかし日曜日の天気は晴れの予報。のんびり春の山を味わいたいと急きょ栗駒山を狙うこととした。

朝一の新幹線で朝のくりこま高原駅に降り立つ。遠くに白塊の栗駒山が見える。
9時半、旧いこいの村駐車場に到着。ゲートはしまっているが除雪作業は着々と進んでいるようで雪の壁となっている。
雪の壁。除雪が進む。

10時。少し遅い出発となった。スキーをつけ新湯沢沿いに登る。気温も上がり暑い。東栗駒山山頂にはすでに雪はない。
まもなくイワカガミ平。ここからは真っ白な栗駒山本山が望める。
傾斜も手頃で快調に登って行く。斜面に何人もとりついてるのが見える。スキー、スブリットボードなど各種満載だ。
イワカガミ平付近。遠くに栗駒山が白くまぶしい
東栗駒山にはすでに雪はない
次々と登っていく。
山頂へ。

1430付近からはフィルムクラストの斜面となる。下りは快適なターンが決まりそうだ。暖かな日差しのなかウグイスも啼きはじめ、東北の山々にも春が訪れたのを知る。

周囲の山々を眺めながら最後の登りを終え、山頂の祠に出迎えられる。シールの効きもよく、快調なペースで思ったより早く12時、山頂到着。少し風があるが、あれは鳥海山、こっちは月山・・・と見晴らしがきく。北に見えるのは焼石だろうか。いつかは行ってみたい。

ひとしきり景色を楽しんだあとは南斜面にドロップ。結構急でスピードが出る。フィルムクラストの表面がザーっと流れ落ちる。標高差200メートルほど、ターンを刻む。素晴らしい!
山頂。やや風あり。

いつかは行きたい焼石。

鳥海山が浮かぶ。

神室山?

南西には月山。
南斜面を滑降。東尾根に登り返す。
山頂からのトラック。
1,450付近でシールをつけ100メートル弱ほど東尾根に登り返す。ここからは適度な斜面を気持ちよく飛ばす。山頂はすでに彼方となった。
新湯沢沿いに木々を縫って滑るが、また楽しからずや。

イワカガミ平で休憩。こしかたを見やってまったりとする。
13時30分、旧いこいの村駐車場到着。まだ雪が残る景色のなかでしばし今日半日の余韻に浸った。