猫岳。ねこだけと読む山はいくつもあるが、乗鞍の北に位置する今回の猫岳はどこが猫なのだろうか。
12/19
早朝、スカイラインに沿って歩き出す。車道に薄く積もる雪の道。単調だが確実に高度を稼ぐ。朝日に明らむ白山。雲海の向こうのその姿は白い島のようだ。
いくつものつづら折れを行き、やっと目標の猫岳が見えるがまだまだ遠い。強風に挫折しそうになりそうになりながらもスカイラインから離れ、やっとのことで山頂への斜面に取りつく。
山頂は天気よくも風強し。北に目をやると笠が岳から伸びる双六への尾根。そして槍穂連峰、吊尾根。その向こうにはいつもと反対側から見える常念岳。乗鞍方面からならではの北アルプスの核心部、真冬の厳かな景観だ。
しばらく景色を楽しんだ後、下りは雪のついていない北面斜面はあきらめ忠実にスカイラインを滑る。下のほうは雪が薄く、アスファルトとの間でスキーを火花を散らせながらガリガリと平湯へ下った。
雲海の向こうに見える白山は白い島のようだ |
目指す猫岳はまだまだ遠い |
スカイラインの向こうには四ツ岳? |
山頂より谷の向こうには、笠が岳、槍ヶ岳、穂高連峰、常念岳の峰々 |
真冬の北アルプス核心部は誰をも寄せ付けない厳かな感じさえする |
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