2015年8月27日木曜日

上信国境 魚野川沢登り②


8/23(日)雨

1600付近BP(6:30)-二股(7:10)-赤石沢・寺小屋沢分岐(8:45)-稜線(12:00)-赤石山12:30/13:00-大沼(13:30)-大沼入口バス停(14:30)

魚野川、最終日。天気予報は少しましになるはずが昨日より悪い。幕場を出発するとまもなく源流の様相を呈し始めたが、それでも立派な滝がいくつも出てくる。
まだまだ滝が続く
 こんなにたくさんの滝を越えても魚影は多い。どうやって遡るのか?それとも住み着いたもの?南の沢を分けて北ノ沢にはいるとますます源流ぽくなった。最後の、寺小屋沢と赤石沢の二股では赤石沢へ。
北沢、南沢の二俣

源頭チックになってきた

それでもまだ出てくる、魚止めの滝
 やがて水は渇れ、行く先はネマガリタケの藪となった。沢筋ははずしてないはずだがとんでもない藪こぎとなった。3メートルほどもある竹をかきわけかきわけ、束ねてはそこを足場とする空中藪こぎ。わかっていてもどうしても進みやすい稜線と平行方向に導かれてしまう。苦しくても枝の伸びる方向と直角に進まなければならないことを悟った。
ほんとに登山道あるの?と思い始めたころ、藪がうすくなって光が漏れるところが!やっとのこと登山道に出た。久しぶりにきびしい藪こぎだったが傾斜が緩やかだったので助かった。源頭で汲んだ水で喉を潤し、一服。
そこからはこんなに楽かと登山道を歩き、赤石山で車を回収にもう一泊して野反湖へ戻る相棒と分かれ(感謝)、登山道を大沼へと下った。
強烈な藪漕ぎ

幻想的な大沼。

魚野川の沢旅も無事終わった

2015年8月8日土曜日

裏妙義 谷急沢 沢登り(右俣遡行、左俣下降)

2015.8.1(土)
国民宿舎裏妙義(8:00)-深沢橋入渓(8:20)-二俣(8:45)-大滝(9:45)-女道登山道(10:30)-1050m左俣下降地点(11:40)-二俣(13:30)-国民宿舎(14:30) 

ルート
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-689438.html

松井田妙義ICで高速をおりて、15分あまりで国民宿舎裏妙義に到着。車を止めさせてもらって、林道を歩き深沢橋たもとから入渓。

まもなく6メートルの滝が出てくるが左から登る。下降ルートである左俣を分けると、中流部は滝やナメの連続、ミニゴルジュと飽きさせない。ナメは階段状になっているものも多く、この沢の特徴の気がした。雰囲気は広葉樹林の森のなかを流れ、奥秩父あたりの沢に似ているのかな。8メートルの斜めに落ちる面白い形の滝は念のためロープを出す。
6メートルの滝、左から。

階段状のナメが多い。
8m斜めの滝ではロープを出す。

緑が美しい。

大滝。

振り返りながら一服。


さわやかなシャワーを浴びる。
これまた階段状になっている大滝を越え、しばらくいくと女道の登山道に出た。
左俣下降を目指し稜線を行くがこれがまた暑く険しい道で厳しかった。途中984で一息入れ、ノンアルコールビールで喉をうるおす。こういう状況であればノンアルコールでもなんでもうまい。見渡せば妙義の特徴ある山陵。いずれも険しそうだなあ。
険しい稜線から。妙義山。
 峻険な道をふたたびたどり、やっとの思いで左俣下降地点。ここからはぬかるんだ斜面をくだる。しばらく下ると水が出てきてやがて左俣は美しい緑のなかを流れるナメが主となった。

振り返りつつ、降りていく。水に削られたのか、樋状になっている岩も多く面白い。休んでいるとアブがまとわりつくので雰囲気はいいのだがなかなか休憩できないのが難点。
最後は懸垂下降もおりぜながら下るとやがて朝、分かれた二俣に到着。

初めての山域だったが、高速にも近く、日帰りでこれだけ行けたのはなかなか貴重だった。
左俣を下降、樋状に流れる滝も多い。

美しいナメを下っていく。

森の中を流れる。奥秩父に似ているかも。


2015年8月2日日曜日

笹子 大鹿川平ツ沢(すみ沢) 沢登り

2015.7.24(土)天気晴れ

道識地蔵(9:30)-大滝(11:00)-登山道(12:30)-道識地蔵(13:30)


小淵沢での会社の行事の帰路を利用し、初めての沢登り経験となる同僚T君と山梨の笹子付近の大鹿川すみ沢を遡行。飲みすぎで二日酔いになるだろうからと短めの沢を選択。

登山道をしばらく行き、沢をはじめてわたる橋の付近から入渓。結構な水量だ。しばらくは倒木なども多く結構荒れており、水流沿いに登っているのに藪こぎみたいな場面も。それでも中流部は落ちついた渓相となってきた。小滝をいくつか越えていくとやがて大滝が見えてきた。
荒れた様相の下部

それでも少し落ち着いた渓相となってきた
 かなりの水量で流れ落ち、滝の下はしぶきがかかりじっとしていられない。勢いがよく一旦下の岩に落ちた水はひょんぐり見たいに跳ね上がっている。水流沿いは登れそうもない。右から登りそこからバンド沿いがセオリーかとおもったが滑りやすそうで、右側の乾いた逆相気味の壁を登る。微妙なバランスで何とかクリア。後続は直登は難しいと考え、少し下った灌木にビレイをとり、ロープをだして高巻きを試みる。結構な大高巻きとなり、最後は残置シュリンゲを利用してT君をローワーダウン。自分は12mほどの懸垂下降となった。
大滝の水しぶき

大滝全容。右壁を登るもその後は大高巻きとなった。
 このあとは、ホールド豊かな6m滝を越えると、流れは川幅いっぱいの見事なナメ&ナメ滝となった。癒されるひととき。
しばらく歩き、登山道と出合ったところで遡行は打ちきった。
川幅いっぱいのなめ滝

素晴らしいなめ。いやされる流れだ。

初遡行にばんざい!