2014年8月23日土曜日

南八幡平 葛根田川 沢登り

8/15 盛岡(電車)-雫石(タクシー)(5:30)-滝ノ上温泉(6:30)終日休憩所で沈殿
8/16 滝ノ上温泉(5:50)-入渓点(6:30)-明通沢出合(7:50)-お函(9:00)-大石沢出合(10:40)ー-滝ノ又沢出合(13:00)-20m滝(15:00)-八瀬森山荘(16:20)
8/17 八瀬森山荘(5:50)-大深岳(8:30)-源太ケ岳(8:50)-松川温泉(10:20)


8月15日( 金)雨
雫石から朝イチでタクシーも駆使して滝ノ上温泉まで来たのはいいが、ものすごい雨。到底行く気にはならず、滝ノ上温泉の休憩所で沈殿。葛根田川は濁流となりうねっている。これでは明日も無理かも・・・。大石沢あたりから引き返してきた人と話すと特に増水はしてないとのことだったが、小降りになった夕方、様子を見に出掛けてみるとすごい水量。携帯電話もつながらないのでタクシーも呼べず、明日は三ツ石に登って網張温泉に下山しバスで帰るのかなと、このときは観念した。
終日、立派な休憩所で過ごし、夜もここでお世話になった。本当にありがたい。一日いるといろいろな人が訪れてきて面白かった。

8月16日 (土)曇り
起きてみると、濁流はきれいになって水嵩も減っている。
これは行かねば、とそそくさとしたくをして、5時50分出発。天気はどんよりで心許ない。
お世話になった立派な休憩所

6:30林道より入渓。まもなく徒渉を余儀なくされる。流れは速く、かつ深く、数年前の上ノ廊下を思い出させる。
ロープ徒渉を試みるが流れに押され、断念。最初の徒渉で諦めるのか、となかば観念しながらも弱点を探す。下流になんとか渡れそうなところを発見し、徒渉。その後も徒渉を繰り返し、ようやく明通沢出合。出発からはや2時間経過。ため息が漏れるが、今夜は滝ノ沢出合いまででもよいかとおもい、遡行を継続。
明通沢を過ぎたこの頃は青空もみえはじめ、、若干水量も少なくなって、葛根田の流れに削られ滑らかとなった川底の石は水を介して反射し、緑色の水流となってきた。




葛根田川に下り立つ。川幅いっぱいの水量。
右岸からの滝
大べこ沢出合
大べこ沢、水しぶきが飛ぶ。
陽が差し、流れが緑色となってきた。
お決まりの淵。緑色の。

9:00、お函の入口となるゴルジュ、ごうごうと流れる。その先の大石沢までのお函のメインの部分は増水した流れに手を焼く。水量が多く左岸にも徒渉はできず、右岸のなんとか細かいホールドを拾い突破するがその先の滝の水量がものすごくとても越えられない。ということで100メートルほど戻り、大たか巻きをすることに。
幸い藪は深くなく何とか進めるが、懸垂しても降りた先の水量がものすごくとてもその先の遡行が続けられそうにない、ということで一気に大石沢まで巻いてしまった。名物のお函の景観はお預けとなった。大石沢も流れが早く下り口を探してやっと沢床へ。なんとも苦労する。

大石沢出合いはとてもよい幕営地、ここでイワナでも釣りながら焚き火でもできたらなー、なんて夢を見ながら再び歩き出す。
この先々も所々ロープを出しながらの徒渉となった。平水のときよりも2倍はかかってるだろう。大滝も大迫力だ。

お函手前のゴルジュ。ごうごうと音を立てる。

お函。この先が突破できず、右岸を大石沢まで高巻いた。
大滝到着
大迫力で流れ落ちる。

13:00。ようやく滝ノ又沢出合。この辺で幕営したい気持ちを押さえつつその先の二俣を左へ。
ゴーロのきつい傾斜を越えると、流れはまるで小川のように穏やかとなった。心もなごむ。下流ではあんなに激しい流れだったのに!上ノ廊下もそうだったなと思い返す。
小川となった葛根田川は原生林の森を蛇行しながら右へ左へ。この辺りは、規模は小さいが西表島の川の流れを思い出させる。
そのうち面白い石の沢床となった。何て言う石なのだろう、たぶん粘板岩の一種?水で研がれたグレーの石ははさまざまな色の波長がカットされ、水の中では流れが青く見える。

原生林を流れる小川となった葛根田。
渦巻き二つ。
独特の地質。

スラブを流れる一筋。ミニ黒部のよう。
15:00。もうすぐ詰めかと思いきや突然20メートルの滝。そして連続して2段8メートル、最後の滝。遡行図には2段とあったが、水量が多くほとんど1段に見えるくらい。右壁のクラックを登るが上部が厳しく、やっとの思いで上の灌木にたどり着いてほっとする。
その先は藪こぎもなく水流沿いを詰めると見事な湿原。木々の間に八瀬森山荘が見えた。
10時間半の長い行程。焚き火と共に沢中に一夜の夢を結ぶことは出来なかったが、貸しきりの八瀬森山荘で1日の疲れを癒した。

20m滝。

左から高巻く。
沢を詰めると湿原に飛び出した。
大場谷地の湿原のお花畑
八瀬森山荘。今夜は貸切だ。
8月17日(日)雨
一昨日までの天気予報は曇のち晴れといっていたのに、朝から雨降り。一夜お世話になった八瀬森山荘をあとにする。
東北の山小屋はサンダルや布団もあって、登山者には本当にありがたい。下山後に松川温泉から盛岡駅まで送っていただいたKさんの話では東北は女性の建築士が設計しているものもかなりあるそうでデザインなども優しさがあるのかも。八瀬森山荘も中央に薪を燃やすためのフード付の煙突が備わっており、なにかここで巻きを燃やして薫製でも作りたくなるような感じだった。Kさんは山小屋探訪が趣味であちこちの山小屋のレポートをしているという。それもまた楽しそうだ。

さて、雨のなかをついてほとんど田んぼ状態となった登山道をもくもくと歩く。そして時に現れる湿原で風に吹かれ、一息いれる。そんなことを繰り返しやがて大深岳山頂。なにもない。なにも見えない。
しかしここからは道がよかった。快調に下り、10時半松川温泉着。
乳白色の温泉に浸かり、ほっとするまもなくバスが出ている八幡平ロイヤルホテルへ歩いて向かう。雨も上がり風呂上がりの体に八幡平の風が心地よい、等と強がったが道のりは約6キロ。バスの時間に間に合うか心許ない。と弱気になったとき、車が止まり、よかったら乗っていきませんか?との言葉。即座にお願いしますと答えて厚かましくも盛岡まで便乗させていただいた。この方がKさん。本当に助かった。ありがとうございました。道中、山の話や山小屋のはなしをしながら盛岡まであっという間だった。

天気にこそ恵まれなかったものの葛根田を遡行でき、そして東北の雄大な大自然と人の心に触れ、思い出深い川旅となった。
緑濃い南八幡平の原生林。合間に沼が見えるのも特徴的。



2014年7月21日月曜日

両神山 神流川金山沢 沢登り

2014.7.21(月)
8:15落合橋ー8:30 1220二俣 ー9:30 1400付近二俣-10:00稜線ー10:20/10:40両神山山頂ー11:30落合橋


前回に引き続き、百名山を沢登りで登頂。


朝5時に高坂で相棒と待ち合わせるが寝坊で1時間ほど遅刻。待ってる間に車中でよく寝られた。花園インターで降り、秩父方面に向かうが空はどんより。途中から雨も降ってくる。
ガスも深くなり林道入り口でいくかやめるか逡巡。車を一旦Uターンさせるも、後ろ髪が引かれ、
落合橋までとりあえずいくことに。
しかし、八丁トンネルを抜けると明るくなり、入渓点の落合橋につく頃は明るくなってきた。峠を境に反対側ではこうもちがうものか。
入渓点より落合橋を見上げる

早速沢支度をして落合橋のたもとから急な踏み跡をたどって沢床へ。
8:15、遡行開始。沢は結構荒れている。すぐになめと小滝が出てくる。快適に登ってまもなく1,220の二俣に到着。右俣の少し、ゴルジュっぽくなっているところを超えると120メートルのナメの手前の7メートルの滝がでてくる。ここは左側を突破しようととりつく。が中段までいくがここからは逆層になっている。残地ハーケンが一ヶ所ありここを手掛かりにA0で登るか、あるいはフリクションで強引にいけないこともないが、まだシーズンも序盤ということで、クライムダウン。結局右を巻く。

ナメや小滝を超えていく。

大なめの手前の5mの滝。結局右から巻く。

このあとはいよいよ大なめ。幅こそ狭いがかなりの長さであり、フリクションをきかせながら登っていく。深緑、紅葉の頃はきれいだというが今日は少し、沢が荒れていて大きな感動はなかった。
9時20分、まもなく1,400の二俣。右の方が水量が多そうだが地形図を読み、左に入る。すでに水が涸れてきたので水を汲み、急傾斜のゴーロを乗り越え、進む。この頃には日が差してきて青空ものぞいている。森の中に日が指して、所々、葉が緑に反射する様はとてもきれいだ。

大なめを快適に登っていく。少し沢は荒れていた。


1440二俣付近

森の中に陽が差してきた

まもなく正面に岩稜帯が見えてくる。1,550辺りだろうか。右に進路をとり、ルンゼを登ると稜線間近の雰囲気となる。藪をこぐこともなく、急登を突破すると大笹下の登山道へ出た。まだ10:00。2時間足らずの遡行だった。

10:20、両神山山頂。山頂は狭く、数パーティーがいられるほど。眺望はないが部分的に青空も覗いた。
 直下のベンチで休憩し、尾根から下る作業道を下り、11:30には落合橋に到着。

 天気が懸念され、出発も遅れたが下山は予定通りの時間。 短い遡行だったが百名山への
初登頂を沢登りで果たせてよかった。 

最後の二俣を右に。岩稜帯の右端を超える。

下りの作業道で。すごい根っこだった。






2014年7月12日土曜日

雲取山 青岩谷沢登り


2014.7.5(土)
片倉橋(11:00)~青岩橋入渓点(12:20)~大滝(13:30)~1130付近BP(14:30)

2014.7.6(日)
BP(7:30)~獅子岩谷出合(8:00)~1400二股(8:30)~1530付近二股(9:20)~登山道(10:30)~雲取山山頂(11:00)~三条の湯(13:00)~片倉橋(14:50)


高校の同級会で山岳カメラマンをしているY君と再会。今度いくか、ということになり彼の暖めていたプランで雲取山へ突き上げる青岩谷を遡行した。


2014年07月05日 土曜日
甲府からのY君を八王子でピックアップ。山の話や歴史の話、建物の話などしながらお祭りへ向かう。梅雨空、雨降りであるが気にせず、片倉橋から歩くこと2時間で入渓点。
このところの雨で水量は多そうだ。奥多摩らしい森の中を流れる沢という感じで小さな滝をいくつもこえる。まもなく12メートルのみごとな大滝。ここは右の急なザレバを登り、高巻く。

大滝。右のザレた急なルンゼを登る。
大滝を越え、ところどころテンバをさがしながらいく。
右から枝沢の出合う平な場所でタープをはる。タープは初体験。焚き火での炊飯だがこのところの雨で十分湿った薪はなかなか火がつかない。ビールを飲みながら根気よくやる。
タープは解放感があり、気持ちが良い。

1140付近のBP
そろそろ寒さがピークとなるころ、やっと火は着いた。苦労した甲斐あって立派な焚き火となった。火を囲んで、ウヰスキーをぐびぐびやりながら昔のことを話し、覚えていた旧制高校の寮歌や大学山岳部部歌を歌う。「松高の寮歌は春寂寥が有名だよな。」「だけど俺はやはり千山万岳・・・」等の会話も楽しい。Y君は北大山岳部OB、さすがよく歌を 知っている。
炎は雨をものともせず、赤々と燃えつづけ、延々と夜は更けていった。


 2014年07月06日 日曜日
夕べは寒さで何度か起きたが今日は短い行程なのでゆっくりと朝支度。朝食はやはり棒ラーメン。体を暖めて、いざ出発。雲取山直登を目指して、二股では沢を選びながら登る。ナメや小滝、ミニゴルジュがあらわれては越えていく。Y君のペースになんとかついていった。やがて源頭の雰囲気となり苔むした滝が美しい。森のなかに日が差し込み、水をたたえた苔がきらめく。
奥多摩らしい、森の中を流れる沢

いくつもの小滝を乗り越える


上部の連瀑帯



1550付近の二股。気持ちの良いところだ。

苔むした滝。陽を浴びて緑色にきらめく。

水はやがて涸れ、急な膝下の笹藪の斜面となった。Y君はスパイクつきの地下足袋となり、楽しげに藪をかき分けて登っていく。こちらは急登にあえぎながらもなんとかついていった。直登を志向したが、山頂直下の立派な山道に出たのでここで打ちきり、登山道をいく。

曇っていて眺望さえないが、明るく、来し方をみれば広い稜線にゆっくりと薄いガスが流れ、なんともなごむ光景だ。山頂で沢支度を解除し、さあ風呂だとばかりに水無尾根を下る。
楽しみにしていた三条の湯は2時からとのことでまだ1時間もあり、諦める。温泉にいた山ガール二人はこれから、湯にはいってから飛竜にいくのだとか。この時間から?すごい気力だ。

長い林道を歩き、14時半片倉橋の車デポ地点に到着。お決まりの、のめこい湯で汗を流して帰路に着いた。



2014年5月8日木曜日

飯豊 洗濯沢、門内沢 山スキー

久しぶりの飯豊の山は峻嶮であり、そしてまたたおやかでもあった。

2014.5/3 長者春(5:30)~温身平(7:30)~石転沢出合(10:50)~門内小屋(15:30)
   5/4 門内小屋(7:30)~北股岳(9:00)~洗濯沢滑降~北股岳(10:30)~門内小屋(12:00/12:40)
   ~登山道出合(13:30)~温身平(14:40/15:30)~長者春(17:00)


2014.5/3 
長者春、川入。川ごしに雪山がそびえる。まだまだ飯豊の山は雪が豊富だ。
5:30発、延々と林道を歩く。天気がよく、新緑が映える。

頭上にはヘリコプターが飛び、遭難者は合図を送れと拡声器で呼びかけていた。遭難があったようだ。
国民宿舎、梅花皮荘川入荘ごしの雪の峰
そうした中、約一時間半歩いてブナの緑が美しい温身平に到着。梶川尾根を登ろうかと逡巡したが石転沢を行くことにしたのだった。
堰堤を超え、梅花皮沢左岸の登山道をスキーを担いでいく。スキーが木の枝に引っかかったり、微妙なトラバースががあったりで結構時間がかかる。
温身平から二時間半かかり、やっとの思いで梅花皮沢の沢床に降り立つ。ここからは雪が豊富。しかし稜線はまだはるか彼方である。

沢床に降り立ち彼方の稜線を目指す
シールを効かせながら登っていくと、やがて石転沢と門内沢の出合。石転沢にはまだ新しそうな大きなデブリもあり、きれいな門内沢を登ることとする。
ふと気がつくと太陽のまわりに大きな暈が出来ており、西寄りの風で雲が流れている。海側からの風は天候悪化の兆し・・・急がねば。

しばしば上を見ながら左右のブロックに注意しながら登る。いよいよ最後の急登にかかる頃、稜線にはガスがかかり風も強くなってきた。最後の雪壁の氷結に備え、1500m付近でアイゼンを履き、シートラーゲンで登る。

標高1700m地点。天候は一気に急変し、さっきまでのいい天気がうそのように濃いガスの中となり視界は4~5m。風速20m~25m位あるだろうか、雨も横なぐりとなる中、耐風姿勢を取りながら進む。幸い気温は高いようだ。
GPSを確認しながら先行者のトレースに沿って急登を喘ぎながら登り、最後はピッケルも使い稜線へ。そこには門内山頂の祠がありホッとする。
稜線上は一層風が強く、なんとか山頂直下の小屋へなだれ込んだ。最後は結構厳しかった。他の登山者は大丈夫だっただろうか。
風はその晩、衰えず、ずっと吹き荒れており、窓ガラスが割れないか心配なほどだった。しかし、こうして小屋に泊まれるのは本当にありがたい。担ぎあげたビールとワイン、そしてカレーでやっとくつろぐことが出来た。


5/4 
昨夜は一晩中、風が吹き荒れていたが明け方になって少しおさまってきたようだ。本当は、今日は飯豊本山まで行こうかと計画していたのだが、明日は天気もあまりよくなさそうだということで、北股岳から洗濯沢を滑り、門内小屋まで戻って、門内沢を下ろう、ということになった。
相方の「日の出が見える」との声に外に出てみると雲の向こうからご来光。
朝日に映える山稜

南方に目をやると飯豊本山から烏帽子などの山稜が朝の陽に染まっている。風の少しおさまるのを待ち、クラストした雪面が少し緩む頃を見はからって、7:30小屋を出発。北股岳への尾根を行く。
9:40には北股岳山頂。洗濯沢を見下ろすと雪はつながっている。山頂から源頭へ、大日岳に向かって気持ち良い大斜面を飛ばす。約300m滑ったところで北股岳へ登り返す。



洗濯沢源頭に向かって滑る
北股岳へと登り返す
再び北股岳山頂。360度の景観を味わう。みはるかす、向こうに見えている山はどのあたりだろう。

予定通り12時に小屋へ戻る。天気は今日は持ちそうだ。いそいそと滑降の準備を整え、12:30に門内沢にドロップイン。急斜面だが、雪も緩み、クラストしてないので怖さはない。延々と下まで続く斜面にさらさらとターンを刻む。
門内沢上部。さらさらとターンを刻む

延々とどこまでも滑っていく
少し重めだが素晴らしい斜面
まもなく石転び沢との出合。振り返ると、小屋からのシュプールが見え、感動する。ここからは緩やかな傾斜となり、右に左にルートを選びながら夏道との出合まで滑っていく。小屋からわずか1時間弱。くだりは本当にあっという間だ。ここからはスキーを担ぎ、例によって微妙なトラバースの夏道を通って、温身平へ。ザックに背負ったビールがひたすら恋しい。あと一息だ。

振り返るといり門内沢上部のシュプール

14:30 温身平着。ブナの新緑がビールの味を一層引き立てる。川入まで、スキーを担いで歩く道のりの長さも忘れ、大満足のスキーツアーをしみじみと振り返った。

スキーを担いで川入へ歩く。ブナの緑とこぶしの白い花



上越 松手山 山スキー

2014.4/20 元橋(7:30)~松手山(10:00)~元橋(11:00)


朝、4時起床で高坂サービスエリアに向かう。相方と合流。上越の松手山へ。

今日は曇り時々晴れの予想で気持ちも軽い。
元橋で身支度を整え、別荘地の裏山を 登る。麓のこの辺りはすでに雪も少ない。結構な密度の樹林帯を途中からスキーを担いで登る。

 表面は硬く急なところはアイゼンがあった方がよかったと思うくらいだが、キックステップでなんとか登る。シールでも登れるだろうが荷物も軽くこういう斜面のこういう状況ではシートラーゲンの方が早いだろう。
1時間ほどで急傾斜ではあるが気持ちのよいブナの粗林帯に出た。上の方を見るとあと100メートルくらいの高度で左からくる尾根と出合う感じだ。尾根直下は雪庇が張りだしこちらにオーバーハングしている。ところどころ雪庇が崩れたあとが見受けられた。

 歩き出して調度2時間、松手山山頂に立つ。

松手山山頂。平標はガスの中。

樹林を縫って滑る。




平標山はガスのなかであわよくばセンの沢でも下降しようかと思ったがとてもそうした気分ではない。反対側の苗場もガスのなかだ。
平標山から下ってきた登山者2名。この時間でこの場所なら相当な早立ちだろう。さて滑降。往路をそのまま滑る。樹林帯の結構な急斜面。表面は気温も下がり、クラストしており、転んで樹にぶつからないよう小回りで慎重に下る。


木々の間をぬってすべるのも楽しい。最後は濃密な針葉樹林を雪を拾いながら元橋まで滑って来られた。




上越 布引山 山スキー

4/13 宝川温泉(6:00)~尾根取りつき場所(7:00)~布引山(11:00)~宝川温泉(13:30)

宝川温泉から布引山へ。
朝、6時、宝川温泉発。3パーティほどが準備をしている。

宝川沿いの道をスキーを担いでいく。のどかな春の朝という感じだ。宝川の水勢も強く、雪解けを感じさせる。1時間ほどで板幽川と初川の間の尾根とりつき場所へ到着。


なだらかなブナの尾根を登っていく


杉林のなだらかな傾斜をのんびりと上っていくとやがてブナの粗林となった。ここからは地図を確認しながら傾斜の緩い東方向に舵を切り、雨ヶ立から南東に延びる尾根の一番低いところに出る。
稜線に上がると谷川が白毛門等のつらなる山なみの向こうに見えている 。



稜線を雨ヶ立方面へ向かう

雨ヶ立は巻いて、11時に雪のドーム、布引山に到着。360°の展望。今年は天気が悪く、山行中止が多かったがやっとこの景色が見られた。朝日、大烏帽子は大迫力。武尊や燧も振り返るとよく見える。

屏風のような朝日

下りの滑降は、頂上直下はフィルムクラストで流れるような斜面。回転も自在だ。雨ヶ立をトラバースしてからはツリーランとなり木々の間をぬってすべる。


登りと同じルートの尾根を下るが途中から沢状となったところにドロップ。急傾斜のところもあったが なんとかクリア。
下部は濃密な針葉樹林帯となったが雪質もよく、快調。林道に出るとあとは春の日差しのなか、宝川にそってのんびりと下っていった。





フィルムクラスとした流れるような斜面。


沢上の地形。樹林を縫って滑る楽しさ。