2017年5月28日日曜日

燧ヶ岳 山スキー

5月21日(日)晴れ
御池駐車場5:00-広沢田代6:00-燧ヶ岳8:00-御池駐車場10:30



 朝5時、かっこうの鳴き声に見送られ、雪の壁に囲まれた御池駐車場を出発。
樹林帯の適度な斜度の斜面を登っていくとまもなく広沢田代に向かう急斜面となる。快適に高度を稼ぐと広沢田代に到着。すでに数パーティ行く手に見える。振り返ればすでに会津駒が見えている。今年は雪が豊富だ。
朝の御池駐車場

広沢田代への登り



ひと息入れて熊沢田代へ。緩んだ雪の急斜面をバランス取りながらジグザグをきって登る。相棒はシートラーゲン。向こうには越後の山々が見えていて絵になる。


広沢田代到着



熊沢田代へ

振り返れば会津駒


熊沢田代は一部雪が切れていたが、とはいえ例年よりは雪はやっぱり多い方。燧ヶ岳が姿を見せている。北西面はすでに雪はなく北面のみ雪がついている感じ。
熊沢田代でビールをデポ。燧ヶ岳への登りに取りかかる。一部雪が切れていそうだが、滑降のあとがあったので左手に回り込まずそのまま沢状の地形を直登のルート取りとした。最後はやはり少しだけヤブをこぎ、肩に出た。
熊沢田代より燧ケ岳
 
燧ケ岳への登り
駐車場から3時間半、燧ヶ岳俎ぐら山頂に立つ。
眼前の柴安ぐらは迫力あり。何人かとりついている。その向こうは平が岳から越後三山。北の対面は会津駒。南の尾瀬ヶ原越しにはついこの間登った至仏。まだまだ滑れそうな感じだ。
尾瀬沼の向こうは日光白根山。


俎嵓より柴安嵓の壁






 


山頂より尾瀬沼、日光白根山方面
 

山頂より至仏山

山頂より平ガ岳、中ノ岳、越後駒


山頂より会津駒


ざっと一望してひと息入れたら、いざ滑降。山頂から肩に滑り込み、ここからは左手にトラバース気味に滑って最後は熊沢田代に向かう一枚バーン。多少の樹林を抜けて熊沢田代着。

デポしてあったビールを取り出し木道のベンチで乾杯。冷え冷えでうまい!満足して燧を振り返る。
あとは御池に下るだけ。急斜面の樹林帯を縫って滑るのもまた楽しからずや。まだ10時半、雪の腐る前に快適に滑り降りて御池駐車場に到着。
今シーズンの山スキーを締めくくった。
さて滑降



会津駒に向かって滑る





熊沢田代までひといきだ

熊沢田代でまったり。燧ケ岳を仰ぎ見る



https://m.youtube.com/watch?v=sOnxDZ7o_QE

至仏山 山スキー

4月30日(日)晴れ

鳩待峠840-至仏山1100-山ノ鼻1320-鳩待峠1420



連休はじめに毛勝山の山スキーをもくろんでいたが寒気の流入による荒天が予想されたので、この週末開通した鳩待峠への道路を利用して至仏へ。



2年前に来た時よりも鳩待峠は雪も残っており、GWということもあり多数の人が至仏を目指している。少し登ったところでテントを張ってくつろいでいる人もいる。
スキーヤー、ボーダーでにぎわう鳩待峠

テントでゆったりするのもいいなあ

いつもの残雪の風景、小至仏と至仏



尾瀬ケ原、燧ケ岳を背景に登る登山者





天気もよく、はやる気持ちを押さえながらも、少し登るとまもなく眼下には尾瀬ケ原、燧ケ岳がいつもの風景で見えてきた。例年より尾瀬ケ原は雪の量が多いようだ。
ひと汗かき、オヤマ田代に到着。行く手には小至仏がみえる。トラバースでは登りと下りで団体が行き違うのも難儀そうだ。一息入れ、ぐるりと見渡す。男体山や白根山など日光方面、こちらはほとんど雪もなし。白毛門、朝日、巻機は結構白い。

御山田代より小至仏方面



小至仏トラバースも行き違いが大変


悪沢の大斜面に飛び込むボーダーを横目に最後の登りを詰めると、至仏山頂は多くの人でいっぱいだった。人をかき分け展望。

山頂より谷川、一ノ倉岳


山頂より巻機山





山頂より中岳、越後駒


山頂より燧ケ岳


越後駒は結構迫力あるなあ。平ガ岳はやはり遠い。もう十数年前にGWにススケ峰あたりにテントを張り、往復したことを思い出す。

眺めを堪能したら、いつもより雪の残るムジナ沢にドロップ。適度な斜面にターンを描く。2年前に登り返した1700地点の森林限界を今日はそのまま山ノ鼻方面に滑り降りた。
ムジナ沢源頭部滑降

一枚バーンを滑る

尾瀬ケ原に向かって滑る

ターンも自在



山ノ鼻ではやはりBEER!!!そして適当につまみを作り、まったりとする。テント村もにぎにぎしくリゾート気分が盛り上がる。一時間ほど休んだ後、名残は惜しいが川沿いの道を歩き始める。気持ちの良い川沿いの樹林帯を抜けて鳩待峠への帰路をたどると、悪沢方面から降りてくる人たちと合流。
山ノ鼻より至仏を振り返る

にぎわう山ノ鼻

まだまだ雪も豊富


最後の登りをひと汗かいて峠の少し手前で余韻に浸りながら休憩、悪沢の大斜面を見入りながらGWの一日をしめくくった。
行けなかった毛勝山とはまた違った楽しさを感じたスキーツアーだった。