2014年7月21日月曜日

両神山 神流川金山沢 沢登り

2014.7.21(月)
8:15落合橋ー8:30 1220二俣 ー9:30 1400付近二俣-10:00稜線ー10:20/10:40両神山山頂ー11:30落合橋


前回に引き続き、百名山を沢登りで登頂。


朝5時に高坂で相棒と待ち合わせるが寝坊で1時間ほど遅刻。待ってる間に車中でよく寝られた。花園インターで降り、秩父方面に向かうが空はどんより。途中から雨も降ってくる。
ガスも深くなり林道入り口でいくかやめるか逡巡。車を一旦Uターンさせるも、後ろ髪が引かれ、
落合橋までとりあえずいくことに。
しかし、八丁トンネルを抜けると明るくなり、入渓点の落合橋につく頃は明るくなってきた。峠を境に反対側ではこうもちがうものか。
入渓点より落合橋を見上げる

早速沢支度をして落合橋のたもとから急な踏み跡をたどって沢床へ。
8:15、遡行開始。沢は結構荒れている。すぐになめと小滝が出てくる。快適に登ってまもなく1,220の二俣に到着。右俣の少し、ゴルジュっぽくなっているところを超えると120メートルのナメの手前の7メートルの滝がでてくる。ここは左側を突破しようととりつく。が中段までいくがここからは逆層になっている。残地ハーケンが一ヶ所ありここを手掛かりにA0で登るか、あるいはフリクションで強引にいけないこともないが、まだシーズンも序盤ということで、クライムダウン。結局右を巻く。

ナメや小滝を超えていく。

大なめの手前の5mの滝。結局右から巻く。

このあとはいよいよ大なめ。幅こそ狭いがかなりの長さであり、フリクションをきかせながら登っていく。深緑、紅葉の頃はきれいだというが今日は少し、沢が荒れていて大きな感動はなかった。
9時20分、まもなく1,400の二俣。右の方が水量が多そうだが地形図を読み、左に入る。すでに水が涸れてきたので水を汲み、急傾斜のゴーロを乗り越え、進む。この頃には日が差してきて青空ものぞいている。森の中に日が指して、所々、葉が緑に反射する様はとてもきれいだ。

大なめを快適に登っていく。少し沢は荒れていた。


1440二俣付近

森の中に陽が差してきた

まもなく正面に岩稜帯が見えてくる。1,550辺りだろうか。右に進路をとり、ルンゼを登ると稜線間近の雰囲気となる。藪をこぐこともなく、急登を突破すると大笹下の登山道へ出た。まだ10:00。2時間足らずの遡行だった。

10:20、両神山山頂。山頂は狭く、数パーティーがいられるほど。眺望はないが部分的に青空も覗いた。
 直下のベンチで休憩し、尾根から下る作業道を下り、11:30には落合橋に到着。

 天気が懸念され、出発も遅れたが下山は予定通りの時間。 短い遡行だったが百名山への
初登頂を沢登りで果たせてよかった。 

最後の二俣を右に。岩稜帯の右端を超える。

下りの作業道で。すごい根っこだった。






2014年7月12日土曜日

雲取山 青岩谷沢登り


2014.7.5(土)
片倉橋(11:00)~青岩橋入渓点(12:20)~大滝(13:30)~1130付近BP(14:30)

2014.7.6(日)
BP(7:30)~獅子岩谷出合(8:00)~1400二股(8:30)~1530付近二股(9:20)~登山道(10:30)~雲取山山頂(11:00)~三条の湯(13:00)~片倉橋(14:50)


高校の同級会で山岳カメラマンをしているY君と再会。今度いくか、ということになり彼の暖めていたプランで雲取山へ突き上げる青岩谷を遡行した。


2014年07月05日 土曜日
甲府からのY君を八王子でピックアップ。山の話や歴史の話、建物の話などしながらお祭りへ向かう。梅雨空、雨降りであるが気にせず、片倉橋から歩くこと2時間で入渓点。
このところの雨で水量は多そうだ。奥多摩らしい森の中を流れる沢という感じで小さな滝をいくつもこえる。まもなく12メートルのみごとな大滝。ここは右の急なザレバを登り、高巻く。

大滝。右のザレた急なルンゼを登る。
大滝を越え、ところどころテンバをさがしながらいく。
右から枝沢の出合う平な場所でタープをはる。タープは初体験。焚き火での炊飯だがこのところの雨で十分湿った薪はなかなか火がつかない。ビールを飲みながら根気よくやる。
タープは解放感があり、気持ちが良い。

1140付近のBP
そろそろ寒さがピークとなるころ、やっと火は着いた。苦労した甲斐あって立派な焚き火となった。火を囲んで、ウヰスキーをぐびぐびやりながら昔のことを話し、覚えていた旧制高校の寮歌や大学山岳部部歌を歌う。「松高の寮歌は春寂寥が有名だよな。」「だけど俺はやはり千山万岳・・・」等の会話も楽しい。Y君は北大山岳部OB、さすがよく歌を 知っている。
炎は雨をものともせず、赤々と燃えつづけ、延々と夜は更けていった。


 2014年07月06日 日曜日
夕べは寒さで何度か起きたが今日は短い行程なのでゆっくりと朝支度。朝食はやはり棒ラーメン。体を暖めて、いざ出発。雲取山直登を目指して、二股では沢を選びながら登る。ナメや小滝、ミニゴルジュがあらわれては越えていく。Y君のペースになんとかついていった。やがて源頭の雰囲気となり苔むした滝が美しい。森のなかに日が差し込み、水をたたえた苔がきらめく。
奥多摩らしい、森の中を流れる沢

いくつもの小滝を乗り越える


上部の連瀑帯



1550付近の二股。気持ちの良いところだ。

苔むした滝。陽を浴びて緑色にきらめく。

水はやがて涸れ、急な膝下の笹藪の斜面となった。Y君はスパイクつきの地下足袋となり、楽しげに藪をかき分けて登っていく。こちらは急登にあえぎながらもなんとかついていった。直登を志向したが、山頂直下の立派な山道に出たのでここで打ちきり、登山道をいく。

曇っていて眺望さえないが、明るく、来し方をみれば広い稜線にゆっくりと薄いガスが流れ、なんともなごむ光景だ。山頂で沢支度を解除し、さあ風呂だとばかりに水無尾根を下る。
楽しみにしていた三条の湯は2時からとのことでまだ1時間もあり、諦める。温泉にいた山ガール二人はこれから、湯にはいってから飛竜にいくのだとか。この時間から?すごい気力だ。

長い林道を歩き、14時半片倉橋の車デポ地点に到着。お決まりの、のめこい湯で汗を流して帰路に着いた。